昨夢庵−お知らせ−昭和観光

●昨夢庵−会津若松おすすめスポット−file01

■営業日：通年ほぼ毎日
■営業時間：おおよそ9:30AM〜2:30AM
■食事料金：ラーメン550円など。（外税・チップ・チャージ等一切不要）
■場所：あえて不掲載。

会津は蕎麦だけでなく、「喜多方ラーメン」に代表されるように、ラーメンも美味しいところ。全国的に知られたお店も何店かあります。今回、「会津若松おすすめスポット」としてラーメン店をご紹介するにあたり、「はたして、どのお店を載せるすべきか」悩み迷い、社員一同侃々諤々5時間の激論の末、「昨夢庵」様をご紹介させて頂くことになりました。最終理由は、総合的な「味わい」です。

お酒を飲んだ後の〆には何と言っても、ラーメン。昨夢庵のラーメン、とにかく飲んだ後が抜群に美味い!!。若者が日中汗した後に食すには少々アッサリすぎるかもしれませんが、運動不足各種検査値が気になる飲み助中高年にはベストなスープ配合。澄んだ醤油スープは、スッと滑る喉ごしが素晴らしいです。飲んだ後、とんこつ等のこってり系が苦手な方にはオススメです。麺は、会津でオーソドックスな太縮れ麺、注文時にお好みで柔らかめ・堅めを指定でOK。具はシンプル、お酒の後にはこれ以上もこれ以下も要らない!!奇をてらわない古典的ラーメンに完食感動です。

昨夢庵さんの外見は、
「どこにでもある食堂」。

暖簾をくぐれば、お好み焼を焼けるテーブルが３つ、脇に小座敷、テレビあり。奥にはど〜んと座します、布袋様。聞けば、この布袋様は由緒あり。会津若松城下焼け野原になった戊辰戦争でも焼けずに街中商家に残ったありがたい布袋様とのこと。食事前に、ここは敬意を表して、頭を垂れて願い事を祈りましょう。

そして、ラーメンの味もさることながら、是非今回ご紹介したいのは、店主である「お母さん」です。何はともあれ、驚くのはそのヴァイタリティ。ほぼ年中無休の営業時間は、夜中2時過ぎに暖簾を下ろし、朝9時過ぎには暖簾を上げる・・・。当然、暖簾のかかっていない時間に仕込みも一人で行っているわけで・・・。その細腕に、全くもって頭が下がります。

「わたしゃ貧乏性だから、働いてないとキモチが悪いんだよねぇ〜」
こういうお母さんが日本の土性骨を支えてきたのです、はい。平伏。

昨夢庵のラーメンとお母さんに出会いたい方は、会津若松中心部飲み屋街をフラフラしてみて下さい。所在地は、あえて記しません。あくまで「たまたま入った」ことで、その味わいが更に増すと思うからであります。

（9/2/2006）